死去の吾妻ひでおさん、漫画界に大きな影響遺す 「不条理日記」「失踪日記」...悼む声次々

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いしかわじゅん「吾妻ひでおが......。馬鹿野郎」

   その後も自伝的作品「地を這う魚」などを手掛けたが、17年3月には食道がんを患っていることをツイッターで明かしていた。亡くなる直前の2019年9月には代表作「不条理日記」が「完全版」として復刊ドットコムから、また「失踪日記」も10月に電子書籍化されるなど作品の再発が続き、また10月4日には、イタリアの漫画賞「Gran Guinigi賞」が「失踪日記」に与えられることが発表されるなど、最晩年まで注目を集め続けた。

   若手時代からの交流があり、新進漫画家として並び称されたいしかわじゅんさんがツイッターで、

「吾妻ひでおが......。馬鹿野郎」
「新聞社から連絡があった。吾妻ひでおが、13日に亡くなった。闘病しているのは知っていた。それを励ますための出版企画がいくつかあって、先日もひとつ了承したところだった。俺の1歳上だったから、まだ69歳。吾妻、長いつきあいだったな。やすらかに」

と悼んだほか、黎明期の同人業界でともに活躍した漫画家・一本木蛮さんも、下記のようにその功績をたたえた。

「少年まんがに『萌え』と『ロリ』をぶちこんで、SFをえすえふにして、ギャグに「間」でとる笑いを放り込んだ人。吾妻ひでお。
この人がいなかったら今のまんがのスタイルも大きく変わっていただろう。
多くの漫画家たちにとってスター漫画家。
若手にも是非読んでほしいです」

(J-CASTニュース編集部 竹内 翔)

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