吉川尚は開幕スタメンも腰痛で戦線離脱
野手陣に目を向けると、日本シリーズの「構想外」となった主な選手は、吉川大幾内野手(27)と吉川尚輝内野手(24)だ。吉川大は、今シーズンは開幕1軍を勝ち取り、4月13日、14日のヤクルト戦に2試合連続でスタメン出場を果たした。だが、この2試合は無安打2三振に終わり、翌15日に登録抹消。6月にはイースタン戦で自打球を右足甲に当て骨折するアクシデントに見舞われ、1軍復帰が遠のいたが、9月に1軍登録され4試合に出場した。
一方、プロ3年目の吉川尚は今シーズン、開幕スタメンに名を連ねた。リードオフマンとして開幕から11試合に出場して打率.390と、絶好調だったものの腰痛のため戦線離脱。以降はリハビリを続けながら2軍の試合で調整してきた。10月1日にはCSファイナルステージに向けて約5カ月半ぶりに1軍に合流したが、日本シリーズでは40人枠から外された。
17日にはドラフト会議が行われ、各球団は来シーズンの新戦力となる選手の交渉権を獲得。戦力外通告に関しては、14日から第2次期間がスタートしている。ドラフト会議が終了し来シーズンの補強要員にメドがたったことから今後、各球団から戦力外となる選手が出てくる見込み。第2次期間は原則、日本シリーズ終了までとなっており、同シリーズに出場している巨人はシリーズ終了後、5日までが期限となる。