「かわいがってきた」教員謝罪に「呆れを通り越す」 強い違和感...「形だけ」批判も次々

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   神戸市立東須磨小学校の「教員いじめ」で、加害教員の1人が被害教員を「かわいがってきた」と説明したと報じられたが、ネット上では違和感を持ったとの声が相次いでいる。

   いじめと同じ意味にしかならないという点でだ。市議会でも議論になり、市教委側は、「当初は、親しみを持ってからかっていた中で起きた」と説明したが...。

  • 「かわいがり」は教育界にもあった?(写真はイメージ)
    「かわいがり」は教育界にもあった?(写真はイメージ)
  • 「かわいがり」は教育界にもあった?(写真はイメージ)

「自分の行動が間違っていることに気付かず...」

   教員いじめの内容は、時間が経つにつれ、その酷さがさらに報道で浮き彫りになってきた。

   神戸新聞などによると、市教委は、計30項目ものいじめ行為を認定したが、被害者の20代男性教員は、他の20代教員3人への行為も含め、計50項目あったと明かしたという。

   熱湯の入ったやかんを顔につける、ドレッシングや焼き肉のタレを大量に飲ませる、髪の毛や服に大量の接着剤をかける...。これに対し、加害教員らは、「いじられてなんぼ」などと被害者に暴言を吐いていたと報じられている。

   被害者の男性教員は2019年10月11日、強要や暴行、器物損壊の可能性があるとして、兵庫県警の須磨署に被害届を出した。その後、16日に東須磨小で開かれた非公開の保護者会で、加害教諭4人からの謝罪文が読み上げられた。

   その中でも、話題になったのが、40代女性教員の言葉だ。神戸新聞の17日付ウェブ版記事によると、「被害教員に対しては、ただ申し訳ない」と謝罪したものの、いじめ行為を次のように釈明したという。

「本当にそれまでは、被害教員には自分の思いがあって接していたつもりです。自分の行動が間違っていることに気付かず、彼が苦しんでいる姿を見ることは、かわいがってきただけに本当につらいです。どうなっているのかと、ずっと思っています」
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