鈴木コーチ退団、代わる人材は... にわかに高まる緒方氏、井端氏らOB待望論

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   鈴木尚広外野守備走塁コーチ(41)の退団で巨人が大きく揺れている。巨人は2019年10月16日、鈴木コーチの退団を発表した。19日に開幕する日本シリーズを前にしての異例の退団劇となった。

   球団は鈴木コーチの退団に伴い、ファームの村田修一打撃兼内野守備コーチ(38)を1軍打撃コーチに配置転換したが、日本シリーズのみならず来シーズンのチーム編成に大きな影響を及ぼしそうだ。

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内部昇格ならば片岡、松本2軍コーチが候補も

   「一身上の都合」でチームを去ることになった鈴木コーチ。レギュラーシーズン、クライマックスシリーズ(CS)では1塁ベースコーチを務めてきた。日本シリーズでは、後藤孝志打撃兼外野守備コーチ(50)が代役を務める予定だ。不慣れな即席の1塁ベースコーチに不安が残るなか、球団は鈴木コーチに代わる新たなコーチ選定が急がれる。

   来シーズン、鈴木コーチの代役候補となるのは、内部昇格ならばファームの片岡治大内野守備走塁コーチ(36)と、同じくファームの松本哲也外野守備走塁コーチ(35)の2人が挙げられる。ともに2018年から巨人のコーチを務めており、現役時代は俊足がウリの選手だった。とくに片岡コーチは現役時代、盗塁王のタイトルを4度獲得しており、走塁のスペシャリストとして知られる。

   一方で片岡、松本両コーチは2017年に現役を引退したばかりで指導者としてグランドに立ったのはわずか2年。年齢的にもまだ若く、1軍コーチに昇格する可能性は決して高くないだろう。ネット上のG党からは、かねてから走塁コーチとして豊富な経験を持つOBの復帰を望む声が上がっており、鈴木コーチの退団でその声が一層強まっている。

緒方氏はヤクルトとも競合?

   G党がラブコールを送るのが、巨人OBの緒方耕一氏(51)だ。現役時代は巨人一筋で、盗塁王のタイトルを2度獲得。現役引退後は、巨人と日ハムで走塁コーチを務めた。2009年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、原監督指揮のもと、日本代表の外野守備・走塁コーチを任され、1塁ベースコーチとして日本代表の大会連覇に貢献。ただ、一部スポーツ紙ではヤクルトが緒方氏の招へいを検討しているとの報道もあり、今後の動向に注目が集まる。

   また、G党が復帰を熱望するのが井端弘和氏(44)だ。井端氏は2015年に現役を引退し、翌16年から巨人の1軍内野守備走塁コーチに就任。17年にはアジアプロ野球チャンピオンシップ日本代表の内野守備・走塁コーチを務めるなど、指導力には定評がある。18年のシーズン終了後に退団し、今シーズンは現場を離れたが、指導者として多くのG党から支持されている。

   巨人は17日までに7人のコーチが退団している。そのうち6人がファームのコーチで、来シーズンはファームコーチの大きな入れ替えが想定される。日本シリーズを控えていることから1軍のコーチ人事に関してはシリーズ終了後となる。すでにシーズンを終えている10球団は早くもチーム編成に着手しており、組閣においても新コーチ就任発表が相次いでいる。巨人の来シーズンのコーチ陣はどのような顔ぶれとなるのか。注目が集まる。

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