タメ口といえば、本田翼さんも...
芸能界の大先輩であるにもかかわらず、番組中は時折くだけたしゃべり方になった波瑠さん。番組中はほかの箇所でも何回か波瑠さんがタメ口になるシーンがあったが、それでもトークがぎこちなくなることはなく、番組は終始和やかに進行。番組最後の公表部分では鶴瓶さんが「ホントに、あのー、キツいでしょ。俺に」とイジって波瑠さんとスタジオを笑わせるなど、最後までその雰囲気の良さは変わらなかった。
なお、その鶴瓶さんといえば、とにかく「怒らない」「器が大きい」とのエピソードが多い。2015年5月に放送された「スッキリ」では、司会の加藤浩次さん(50)が若手時代、番組中に鶴瓶さんとバスケットボールの試合を行った際に、ボールが鶴瓶さんの顔を直撃してしまったというアクシデントがあったにもかかわらず、全く怒られなかったとのエピソードを披露するなど、鶴瓶さんの器の大きさは人々の心を掴んでいるとする声は多い。
それを考えてみると、今回の波瑠さんが終始伸びやかにトークを繰り広げたのは、鶴瓶さんの懐の深さが大きく影響していたのではないだろうか。波瑠さんは今回と同様、「A-Studio」のアシスタント時代には番組中にタメ口になってしまうシーンが時折見られたが、むしろ、鶴瓶さんはそれを咎めることなく波瑠さんの「タメ口キャラ」を引き出しつつ、番組を進行していたようにも思われる。
また、波瑠さんの1代前(2012年4月~2013年3月)のアシスタントは女優の本田翼さん(27)だったが、本田さんは波瑠さん以上にタメ口になるシーンがままあったが、それでも、本田さんの「自由さ」が失われることはなかった。鶴瓶さんこそが、2人の女優が大成した理由の一翼を担っている......というのは大いにありうる話ではないだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)