「昼過ぎ時点で水が引いておらず、詳細が調査できていない状態」
被害状況について、JR東日本の広報部は10月13日、10編成のうち3編成は、敷地内の青い屋根の車庫に保管されていたが、浸水は免れなかったと、J-CASTニュースの取材に答えた。
北陸新幹線は、JR東日本のE7系が19編成、JR西日本のW7系が11編成で、計30編成がある。そのうちの3分の1にダメージが出た形だ。今後のダイヤに与える影響については、こう言う。
「昼過ぎ時点で水が引いておらず、詳細が調査できていない状態です。状態を見ないと、明日以降の本数が減るかは何とも言えません。長期化するかどうかも、分からないです。20編成はまだ生きていますので、どう運用するかにかかっていると思います」
全損か修理可能かも分からないとし、上越新幹線などから補充するかについても、まだ答えられないとしている。
事前に対策を取れなかったかについては、「想定以上の降雨量でした。事前に何かしらできる対策があったのかもしれませんが」と述べるに止まった。今後も、大雨のときに他の車両基地でも同様な被害が考えられるが、この点については、「同じことを発生させないためにも、対策については今考えているところです」と話している。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)