台風19号の影響で避難勧告が相次いでいるが、気象予報士でNHKの気象キャスターをつとめる斉田季実治氏は2019年10月12日、「【避難勧告=避難所へ行く、ではありません】安全を確保するという意味です」とツイッターで呼びかけた。
その上で、「土砂災害や河川の氾濫などの被害が予想される場所にお住いの方で、安全な避難所に行くのが難しい場合は、近くの頑丈な建物の上の階へ、外に出るのも危険なときは自宅の二階以上や崖から離れた部屋など少しでも安全な場所へ」とアドバイスを送る。
警戒レベル、発令の確認を
より具体的には、避難勧告は警戒レベルの4(最大5)に当たる。住民が取るべき行動は斉田氏のツイートの通りだ。
より自体が深刻になると、発令は「避難指示(緊急)」に変わる。道路の冠水や土砂崩れが起きている場合があり、発令前に避難しておく必要がある。
静岡、神奈川、東京、埼玉、群馬、山梨、長野の1都6県(16時時点)では、すでに警戒レベルが5に当たる大雨特別警報が出されている。気象庁は、この段階で危険区域から避難できていない場合、命を守る最善の行動をとるよう注意を促している。