避難勧告40万人超で「江戸川区」トレンド入り 台風19号接近

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   台風19号の接近に伴い、東京都江戸川区の一部に避難勧告が出されたことが、インターネット上で話題だ。ツイッターではトレンド上位10位圏内に「江戸川区」が入り、注目を集めている。

  • 江戸川区水害ハザードマップ(江戸川区役所公式サイトより)
    江戸川区水害ハザードマップ(江戸川区役所公式サイトより)
  • 江戸川区水害ハザードマップ(江戸川区役所公式サイトより)

ハザードマップの「ここにいてはダメです」でも話題に

   江戸川区は2019年10月12日9時45分、区内の一部地域に避難勧告を出した。各社報道によると、対象となるのは約42〜43万人。避難所が順次開設され、区公式サイトの「避難所の開設について」で随時更新が続けられている。15時時点で、対象地区は以下の通り(区公式サイトから引用)。

【区役所区民課管内】
中央1丁目から4丁目、松島1丁目から4丁目、松江1丁目から7丁目、東小松川1丁目から4丁目、西小松川町、大杉1丁目から5丁目、西一之江1丁目から4丁目、春江町4丁目、上一色1丁目から3丁目、本一色1丁目から3丁目、一之江1丁目から8丁目、西瑞江4丁目1番地から2番地・10番地から27番地、江戸川4丁目15番地から25番地、松本1丁目・2丁目、興宮町
【小松川事務所管内】
小松川1丁目から4丁目、平井1丁目から7丁目
【葛西事務所管内】
春江町5丁目、西瑞江5丁目、江戸川5丁目・6丁目、一之江町、二之江町、船堀1丁目から7丁目、宇喜田町、東葛西1丁目から9丁目、西葛西1丁目から8丁目、中葛西1丁目から8丁目、南葛西1丁目から7丁目、北葛西1丁目から5丁目
※清新町1丁目・2丁目、臨海町1丁目から6丁目、堀江町は除く

   江戸川区は、江戸川と荒川に囲まれる立地で、標高が海面より低い「海抜ゼロメートル地帯」が多い。そのため、19年5月に発表された「江戸川区水害ハザードマップ」冊子では、表紙に描かれた地図のうち、江戸川区部分に「ここにいてはダメです」とあしらわれ、大きな注目をあびた。

   同マップの「水害が起こったらどうなる?」ページでは、想定最大規模の巨大台風や大雨により、荒川・江戸川の氾濫や、高潮が発生した場合について、「江戸川区はほとんどの地域が浸水します」とした上で、江戸川、墨田、江東、足立、葛飾の「江東5区」でも、ほとんどの地域が浸水するとしている。

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