共同通信が2019年10月10日夜に配信した「ノーベル文学賞は外国人」と題した記事をめぐり、見出しや本文に対し、ネット上では「日本人が取らなきゃどうでも良いのか。」など疑問の声が相次いでいる。
「外国人」という見出しの表現や、本文中に受賞者の名前が入っていなかったことに批判が寄せられた。
「いつからノーベル賞は日本の賞になったんだ」
ノーベル文学賞は10月10日20時に発表が始まったが、問題の記事は、直後の20時3分に配信。見出しを「ノーベル文学賞は外国人に」と打ち、内容は「【ストックホルム共同】スウェーデン・アカデミーが10日発表した2018年、19年のノーベル文学賞受賞者は、いずれも日本人ではなかった。」と約60字にしている。
見出しの表現をめぐり、ネット上では記事の配信直後から批判の声が寄せられており、
「日本人(外国籍含む)か外国人かの尺度しか持ってないのか」
「いつからノーベル賞は日本の賞になったんだ」
「『外国人に』ってのが、なんか表現がヒドい」
「さすがに雑すぎて草」
などの意見が上がっていた。一方の本文にも
「見出しだけじゃなくて本文も雑だった」
「タイトルだけじゃなくて記事も『日本人じゃなかった』だけなんやけど! なにこれ...」
「それで終わりかよ!で誰が受賞したんだよ!そこ興味なしかよ!」
などの投稿が相次いだ。
なお、同社は10日20時12分に、ポーランドの女性作家オルガ・トカルチュクさん、オーストリアの作家ペーター・ハントケさんがそれぞれ2018年分、19年分の文学賞授与が決まったことを伝える記事も別に配信している。まずは第一報を上記のような形で伝え、二報以降で情報を追加していった形だが、第一報のみに触れた読者も多かったようだ。