「スーパーシティは困ってる街のために必要だと思います」
片山氏は9月11日の内閣改造で大臣職を離れ、最終日の会見でもスーパーシティの意義を力説した。後任の北村誠吾地方創生相が長崎県出身で、自らも長崎にゆかりがある(父親が長崎市出身)ことに言及。
「(人口流出など)地方圏が抱えている問題が全て長崎県にはあり、対馬も行ったが、こういうところにこそスーパーシティは役に立つと思う。こういうところだから、早く遠隔教育、遠隔保育、遠隔医療をやらないと、確実に年をとっていく住民に、クオリティ・オブ・ライフの高い生活をお約束できない。更に進んだ産業を興すためにドローンの運転を自由にしようという話もあるが、お年寄りが快適に安全に、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(経済面を問わず、必要な保険医療を得られること)の立派な医療を受けられることが担保できなくなる日が、目の前に来ている」
などと話し、北村氏については「それ(地方が抱える状況)について切迫感を持っている」として、
「私は非常に期待申し上げております。スーパーシティは困ってる街のために必要だと思います」
と念を押していた。