台風19号、スポーツにも影響大か ラグビー、CS、セーリング...すでに「中止」決定も

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   台風19号がスポーツ界に大きな影響を与えそうだ。

   ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会は、台風19号の上陸が予想される2019年10月12日、13日に計7試合を予定している。大会組織委員会は観客及び運営スタッフの安全を最優先し、「中止」、「延期」、「無観客試合」などを検討しているとみられ、10日にも方向性が決まると見込まれる。

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運命のスコットランド戦...中止なら引き分け扱い

   ラグビーのW杯は過去、8度開催され、日本大会は第9回大会となる。これまで試合が中止になった事例はない。日本代表は13日(横浜国際総合競技場)に予選突破をかけてスコットランド代表との一戦を控えており、試合が中止となった場合は規定により引き分け扱いで両チームに勝ち点「2」が与えられる。

   ラグビーだけではない。台風19号の影響を懸念してセーリングの江の島オリンピックウイークは9日、大会の中止を発表した。大会主催者は大会公式HP上で、「台風19号による不測の事態なども予想されるため、安全を第一に考え、やむなく中止させていただきます」とコメント。同大会には2020年東京五輪代表に内定している吉田愛、吉岡美帆(ともにベネッセ)組らがエントリーしていた。

   一方、プロ野球では9日からセ・パ両リーグでクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージが開催される。セ・リーグは東京ドームで巨人VS阪神戦、パ・リーグは、西武VSソフトバンク戦がメットライフドームで行われる。同ステージは、4勝先取の6試合制で行われ、最後まで勝負がもつれた場合、14日が最終戦となる。

ドーム型球場でも「中止」の事例が

   セ・パともにドーム型球場のため、試合は天候に左右されることはないものの、台風19号の進路、大きさによっては影響を及ぼす可能性も。2018年には同じくドーム型球場のナゴヤドームでの試合が台風24号の影響で中止となった。9月30日にナゴヤドームで中日VS阪神戦を予定していたが、交通機関などの乱れが予想されたため、前日29日に中止が発表された。

   また、サッカーでは今週末に多くの試合が予定されている。12日にはJ2、J3のそれぞれのリーグで計10試合を予定。13日にはJリーグYBCルヴァンカップ準決勝、札幌-G大阪(札幌ドーム)、鹿島-川崎F(カシマスタジアム)の2試合が行われ、J2、J3は計10試合を予定している。過去、Jリーグで台風による試合中止のケースは数多く、今年の9月21日に沖縄県沖縄市で予定されていたJ2琉球-山形戦が台風17号の影響で中止された。

   プロ野球のファイナルステージは、天候不良などの試合中止に備えて15日、16日の2日間、予備日を設定している。このため、試合が中止となってもラグビーのように引き分け扱いされることはない。いずれにせよ、ラグビーファンに限らず、スポーツファンにとって不安が残る週末となりそうだ。

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