パFA戦線は「荒れ模様」 最大5球団から移籍者も...注目の選手は?

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セのFA組、チーム事情で「残留」の可能性も

   常勝軍団ソフトバンクからは福田秀平外野手(30)、日ハムでは中島卓也内野手(28)がFA権を取得している。中島は権利の行使に関して「相当悩むと思う」と心中を明かしているが、福田は権利行使の可能性も。福田は今シーズン、78試合に出場して打率.258、25打点8本塁打を記録。3拍子そろった左打ちの評価は高く、複数の球団が水面下で調査に乗り出しているようだ。

   一方のセ・リーグは、広島の野村祐輔投手(30)、会沢翼捕手(31)の2選手に加えて、来シーズンから日本人選手扱いとなるヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(35)の動向に注目が集まっている。DeNAの伊藤光捕手(30)もまたFA権を取得しているが、同僚の筒香嘉智外野手(27)が来シーズンのMLB挑戦を表明していることから、チーム事情を考慮して残留の可能性もある。

   1993年にFA制度が導入されてから、パ・リーグの選手が国内FA権を行使して他球団に移籍したケースで最多となるのは4人。近年では、2016年、2017年にパ・リーグの4選手が権利を行使して他球団に移籍している。現状では今オフ、パ・リーグからこれを超える数の選手がFA権を行使する可能性がある。秋山、美馬、益田...。今オフのFA戦線はパ・リーグから目が離せない。

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