「俺はクライマックスシリーズは嫌いだ。」
レギュラーシーズンで優勝を逃したチームにとってCSは「下剋上」のチャンスであり、これを楽しみにしている野球ファンも多い。一方で根強いのが「CS不要論」である。野球ファンのみならず、球界OBをはじめとする野球関係者からCSの存在そのものを疑問視する声は絶えない。
自民党・河野太郎防衛大臣もCS否定派のひとりだ。河野大臣は10月5日、自身のツイッターを更新し、ツイッターユーザーからの「#河野太郎 さんはCS、明日の阪神とDeNAどっちが勝つと思いますか?」との質問に次のように答えている。
「俺はクライマックスシリーズは嫌いだ。黙って巨人を日本シリーズに出せ。」
CSのシステムに関しては賛否が分かれるものの、注目度は高く、ファンは大いに盛り上がっているのも事実。昨年のCSファイナルステージ第3戦、広島VS巨人戦(2018年10月19日・マツダスタジアム)は広島テレビ(日本テレビ系)が放送し広島地区で平均視聴率49.1%(ビデオリサーチ調べ)を記録したほど。今後も「CS論争」は尽きることがなさそうだが、プロ野球ファンにとって「熱い季節」であることに変わりないだろう。