「どーーんと爆音、建物揺れた」「稲光のよう」 尼崎工場火災、目撃者が語る「爆発」の凄まじさ

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   2019年10月7日13時50分ごろ、兵庫県尼崎市元浜町の工場で「爆発音がして、黒煙が上昇している」と119番通報があった。尼崎市消防局によると、火は15時15分に消し止められた。工場の男性従業員2人が顔にやけどを負って病院に運ばれたが、意識はあるという。

   ツイッター上でも14時台、黒煙の写った画像などが次々と投稿されていた。火災現場から徒歩1分ほどの会社で働いていたという女性は同日、J-CASTニュースの取材に「空気砲のような爆音」が響くとともに建物が揺れた、と当時の詳細を語った。

  • 黒煙の様子(パッチビ(@6eGvyalTyfy2HUA)さん提供、画像一部加工)
    黒煙の様子(パッチビ(@6eGvyalTyfy2HUA)さん提供、画像一部加工)
  • 13時57分に撮影(もやもー(@ohchuck45)さん提供)
    13時57分に撮影(もやもー(@ohchuck45)さん提供)
  • 黒煙の様子(パッチビ(@6eGvyalTyfy2HUA)さん提供、画像一部加工)
  • 13時57分に撮影(もやもー(@ohchuck45)さん提供)

中からすすだらけの人が...

   J-CASTニュースの取材に応じた女性(48)は、火災が発生した工場から徒歩1分ほどの会社の2階で仕事をしていたという。14時前に工場での火災写真などを撮影した。

   女性によると、写真を撮った10分ほど前、「どーーん!と一回大きな爆発音」がしたという。「その時は何かよく分からなく1、2分ほど席で今の何だ~って思ってました」。

   窓を開けて外を見てみると、斜め前の工場から煙が出ている状況だった。「その時何人かが119に電話してて、それから直ぐに消防車が来ました」。また、女性は発生当初の状況について、「私の会社は道路はさんだ斜め向かいにあるのですが、空気砲のような爆音が一回どーーん!と響き会社建物が揺れ」「その後煙が立ち込めて、でした」と振り返る。

   黒煙は、別の場所でも目撃されていた。車内の後部座席から撮影したという男性(32)はJ-CASTニュースの取材に対し、13時48分に「現場から東に200mほど離れたところ」で煙の様子をカメラに収めた。西宮方面から尼崎方面へ移動中だったという。

   男性は、「稲光のような光を放った後、フロントガラス一面に大きな炎が上がり写真のような煙が上がりました」と当時の状況を克明に語る。「現場前には燃えたトタンなどが散らばっており中から煤だらけで真っ黒になった従業員と思われる人が走って出てきていました」。

   NHKの報道によると、工場用の機械が突然爆発したものだという。

(J-CASTニュース編集部 田中美知生)

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