日本代表も要注意か 「季節外れ」のインフル流行とラグビーW杯

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   盛り上がりを見せている「ラグビーW杯2019日本大会」。日本代表は2019年10月5日にサモア戦(愛知県豊田市・豊田スタジアム)、13日にスコットランド戦(横浜国際競技場)を迎える。

   3日、同組のライバルであるアイルランドがロシアを35-0で下して完封勝利。「勝ち点11」暫定首位となり、「勝ち点9」の日本は暫定2位となった。しかし、慌てることはない。アイルランドは、ここまで3戦を消化。日本は、まだ2戦を残している。2戦で勝利を収めれば、1位通過も夢ではない。

  • 順調な仕上がりを見せるリーチ マイケル主将(左から2人目)ほか日本代表選手たち(2019年9月2日撮影)
    順調な仕上がりを見せるリーチ マイケル主将(左から2人目)ほか日本代表選手たち(2019年9月2日撮影)
  • 9月20日のロシア戦に勝ち、ピッチ上で円陣を組む日本代表
    9月20日のロシア戦に勝ち、ピッチ上で円陣を組む日本代表
  • ロシア戦後、大勢のファンで駅までの道はごった返した。こういうところでインフルエンザなどのウイルスは拡散されていくという
    ロシア戦後、大勢のファンで駅までの道はごった返した。こういうところでインフルエンザなどのウイルスは拡散されていくという
  • 順調な仕上がりを見せるリーチ マイケル主将(左から2人目)ほか日本代表選手たち(2019年9月2日撮影)
  • 9月20日のロシア戦に勝ち、ピッチ上で円陣を組む日本代表
  • ロシア戦後、大勢のファンで駅までの道はごった返した。こういうところでインフルエンザなどのウイルスは拡散されていくという

季節外れのインフルエンザが流行の兆し

   しかし、ここにきて日本代表に「見えざる敵」が現れた。インフルエンザである。日本では冬に流行するイメージだが、南半球は季節が逆。今大会はニュージーランド、南アフリカ、サモア...といった南半球の国の選手、またはファンが多く来日している。

   J-CASTニュースは、ウイルス学の専門家である新潟大医学部の齋藤玲子教授(公衆衛生学、ウイルス学)に話を聞いた。斎藤教授によると、

「日本でインフルエンザといえば『冬』というイメージがあるかもしれませんが、逆に言うと南半球は冬~春に差しかかる季節。今大会は、南半球からも多くのファンが詰めかけていると聞いていますので、その影響は否定できません」

齋藤教授は続ける。

「現在は『24時間で世界を1周できる時代』とも言われますよね。人の移動に伴い、ウイルスもグローバルな広がりを見せることにもなります。報道では、日本のインフルエンザ患者を取り上げるケースが多いですが、実はインフルエンザは1年中、世界のどこかで必ず流行っているものなんです」
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