イジメどころか「傷害やリンチでは」 「小学校の先生」の蛮行、市教委「なぜ...理解できない」

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「人間関係や動機は、調査中でまだ分からない」

   教員によるイジメなどは、10月4日に地元紙などに報じられ、神戸市教委は同日午後、記者会見して事実確認済みなことなどを説明して謝罪した。加害者の4人については、処分を検討していると説明した。

   会見では、4人はさらに、別の20代男性教員1人と20代女性教員2人に対しても、ハラスメント行為をしていたことを市教委が明らかにした。女性教員へは、セクハラ行為があったほか、男性教員には、ポンコツの意味で「ポンちゃん」とのあだ名を付けていたという。

   なぜ先輩教員による若手への執拗なハラスメントがあったかについて、市教委の教職員課は、次のように取材に話した。

「どのような人間関係があり、動機は何であるのかについては、調査中でまだ分かっていません。なぜこんなハラスメントがあったのか、理解ができないので、これから聴いていくことになると思います」

   市教委では、「警察は動いていないと聞いている」としたが、神戸新聞によると、男性教員側は、4人に対し、刑事告訴も検討しているという。

   今回のことを捜査するかについて、兵庫県警の県民広報課は4日、「個別の案件になりますので、お答えすることは差し控えさせて下さい」と取材に答えた。

   ニュースサイトのコメント欄やツイッターなどでは、教員間のイジメ行為について、「労働環境または条件が悪くてそのストレスのはけ口なのですかね?」との声もあったが、加害者への厳しい声が圧倒的に多い。

   「いじめをなくす側がいじめしてどうする」「教員がこれじゃ、いじめなくなるわけない」「傷害事件やリンチでは?」「民間企業ならば懲戒解雇もの」といった声が次々に寄せられている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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