松坂大輔に台湾・味全ラブコール 所属のムネリン通じ連絡...「今は待つしかない」

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   中日の松坂大輔投手(39)が2019年10月4日、今シーズン限りで退団することを明らかにした。松坂はこの日、ナゴヤ球場を訪れ、加藤宏幸球団代表と会談し、退団する意向を伝えた。今シーズンはキャンプ中に右肩を負傷した影響で大幅に出遅れ、夏場に1軍昇格したものの、2試合の登板に止まり0勝1敗。7月下旬に2軍落ちして以降、1軍に復帰することなくシーズンを終えた。今後は現役続行を希望しており、他球団の移籍を目指す。

   松坂は現役続行にあたり、日本球界を軸に動くとみられるが、独立リーグや海外リーグへの移籍の可能性もある。海の向こうの台湾ではこの日、日本国内の退団報道を受けた形で複数のメディアがWEB版で速報記事を配信した。野球人気が高い台湾では、日本のプロ野球への関心が高く、日米通算170勝のレジェンドの今後に注目が集まっているようだ。

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呉徳威GM「最近、積極的に連絡がこない」

   地元紙「三立新聞」電子版ではこの日の正午前、松坂の退団のニュースを速報で配信。記事によると、台湾プロ野球リーグ(CPBL)の味全ドラゴンズに所属している元ソフトバンクの川崎宗則(38)が、共通の友人を通じて松坂のマネジャーと連絡を取ったという。また、同球団の呉徳威GMが「味全ドラゴンズは最大の誠意を示したが、松坂のマネジャーから最近、積極的に連絡がこない」と現在の状況を説明し、「今は待つしかない」と話している。

   味全ドラゴンズは以前から松坂に興味を抱いており、9月19日には現地メディアが同球団の呉徳威GMが「彼(松坂)が来ることを願っている」とコメントしたことを報じている。味全ドラゴンズは1999年に台湾プロ野球リーグ(CPBL)を脱退し、今年6月に同リーグに復帰。過去、日本の元プロ選手が同球団で監督やコーチを務めたこともあり、巨人で活躍(1988~91年)した呂明賜氏が所属していた球団でもある。

   松坂の台湾移籍については、2017年にソフトバンクを退団した際にも話題に上がった。台湾の地元メディアでは当時、複数の地元球団が松坂獲得に興味を示しているとの報道がなされ、注目度は高かった。かねてから熱視線を送り続ける台湾球界。今シーズン、未勝利に終わったレジェンドの行方は...。松坂の動向に注目が集まる。

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