巨人は2019年10月3日、ファームの堂上剛裕打撃兼外野守備コーチ(34)と吉原孝介バッテリーコーチ(50)の今シーズン限りで退任することを発表した。
前日2日には、同じくファームの木村龍治トレーニングコーチ(49)、秦真司バッテリー兼打撃コーチ(57)、内田順三巡回打撃コーチ(72)の退任を発表。2日間で計5人のコーチの退任が決まり、来シーズンへ向けた組織改革が始まった。
ガッツは日ハム説もあったが...
チームがクライマックスシリーズ(CS)進出を決めていることから、コーチ陣の去就に関しての発表はファームのみとなっている。原辰徳監督(61)はすでに来シーズンの首脳陣の構想を描いているとみられ、ポストシーズン終了後の新体制発表が見込まれる。昨オフは14人のコーチングスタッフが退任し、宮本和知氏(55)、水野雄仁氏(54)、元木大介氏(47)ら8人が新たにコーチに就任した。
第3次政権の2年目となる来シーズンの新体制作りは、原監督主導のもと進められる。巨人復帰が有力視されるのが二岡智宏氏(43)だ。二岡氏は2018年まで巨人の打撃コーチを務め、今年は独立リーグの富山GRNサンダーバーズの監督を務めた。リーグのシーズン終了後の9月17日に同球団の公式HP上で二岡氏の退任が発表され、就任わずか1年で球団を去ることになった。
今シーズン、中日の2軍監督を務めたガッツこと小笠原道大氏(45)の動向にも注目が集まっている。小笠原氏は2006年にフリーエージェント(FA)で日ハムから巨人に移籍し、その後、13年に再びFA権を行使して巨人から中日に移籍。15年に現役を引退後、中日の2軍監督として指揮を執った。9月28日に球団が小笠原の退団を発表。一時は日ハムの栗山英樹監督(58)が退任した場合の後継者候補と目されていたが、栗山監督の残留に伴い、小笠原氏の日ハム監督はなくなった。