関電の「金品受領問題」拡大続く 識者からは「政治家関与を調べるべき」指摘も

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玉川徹氏「原発再稼働には、政治が必ず絡んでくる」

   この問題は、拡大の様相を示しているが、まだ政治家の関与までは明らかになっていない。

   この点について、テレビ朝日系情報番組「モーニングショー」で、コメンテーターの玉川徹氏は10月3日、次のように指摘した。

「森山さんが取っている行動からして、関西電力だけなのかなっていうのがどうしても疑問なんですね。やっぱり再稼働という話になってくると、政治が必ず絡んできますから。そういうふうなときに、お金が本当に関西電力だけに行っているのか、そこをぜひ国会で解明してほしいですよね」

   玉川氏は、関電幹部を刑事罰に問えるか解雇できるかという問題ではなく、「全体の構図をはっきりと明らかにする絶好の機会だと思うんですよ」とも述べた。

   ネット上でも、識者から同様な考えが出ており、元首相秘書官の小野次郎氏は3日、ツイッターでこう意見を書いた。

「受取って何年間も経ったら、『預かっただけ』の言い訳は無理! 国税が指摘したのも、それが所得と認定されたからだろう。だが根本問題は、元助役がばら撒いた3.2億円の原資は何の資金なのか? 元助役の着服分は何億なのか? 他の政治家や官僚には金が流れていないのか?」

   識者らの意見に共感する声はツイッター上などでも多く、「なんか全部死人に罪を擦り付けてるよな」「本当に関電だけか?」「国会で追及が必須ですね」などと書き込まれている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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