元チームメイトの石井GMとは固い絆が
一方で、楽天が早くから牧田獲得に向けて調査に乗り出す方向性を打ち出していた。楽天・石井一久GM(45)は西武時代、牧田とチームメイトだった間柄にある。石井GMは、牧田の日本球界復帰を前提として「興味はあります」とコメントしている。西武、楽天とも投手力強化が課題のひとつになっており、救援陣の補強は必要不可欠となっている。
争奪戦に参戦してきそうなのが原巨人だ。今シーズンは5年ぶりのリーグ優勝を決めたとはいえ、中継ぎ投手の補強は重要課題となる。シーズン中にトレードで3投手を獲得し、さらに新守護神としてルビー・デラロサ投手(30)の獲得に成功。この補強によって開幕当初よりも投手陣に厚みが出たが、常勝軍団を率いる指揮官はさらなる補強で地盤を固めていくとみられる。
慢性的な投手不足に悩まされている球団は多く、牧田が日本球界復帰を表明すれば上記3チーム以外にも獲得に名乗りを上げる球団が出てくる可能性も。経験豊富な右のサブマリンは貴重な存在で、日本のプロ野球ファンからの期待も高い。今オフの注目選手のひとりである牧田の行方は...。激しい争奪戦の気配が漂ってきた。