「日本の将来のかじ取り、責任の重大さ感じる」
――大臣就任から1ヶ月弱が経ちました。改めて抱負をお聞かせください。
私が担当する宇宙政策、科学技術、IT......すべて日本の国家戦略に関わる重要な分野です。これをどう伸ばしていくかが、日本の成長に大きく関わってきます。日本の将来のかじ取りですから、責任の重大さを感じています。
10年、20年後には、これらが重要なインタレスト(興味関心)になっていくことは間違いないです。そこへ向けて、しっかりとした見通しを立て、準備しなければいけない。宇宙も、原子力も、ITも、全部そうなるんじゃないかなと思っています。
先日も、NASA(米航空宇宙局)のジェームス・ブライデンスタイン長官から、月を周回する宇宙ステーションを一緒に作りたいと提案されました。中国は月の裏側へ行っていますが、アメリカも日本も行っていません。コンペティター(競争者)を念頭に置きながら、日本の得意分野を強化していきたいと思っています。