元代表が「最後にスコットランド」を懸念する理由
予選プールは、上位2チームが決勝トーナメントに進出できる。今のところ、日本とアイルランドが優位だ。仮に日本がサモア、スコットランドに連勝を果たした場合、
・4トライ以上の勝利 「9」+「5」+「5」=「19」
・4トライ以下の勝利 「9」+「4」+「4」=「17」
続いて現在、プール2位のアイルランド(残り2戦はロシア、サモア)も同様に連勝すると考えると、
・4トライ以上の勝利 「6」+「5」+「5」=「16」
・4トライ以下の勝利 「6」+「4」+「4」=「14」
つまり2戦とも4トライ以上のBPを狙わずとも、「確実に勝つ」ことに徹すれば、アイルランドより上位の1位で、念願の「ベスト8」へ進出となる。
ここで気になるのが「勝ち点5」で並ぶスコットランドとサモアだが、サモアはまだ格上のアイルランド戦を残しているため、現実的には厳しい。対してスコットランドは格下のロシア、そして最終戦で日本と相まみえる。
J-CASTニュースでは今年5月、元日本代表の今泉清氏(FB=フルバック)、永友洋司氏(SH=スクラムハーフ)、坂田正彰氏(HO=フッカー)による座談会を行ったが、お三方とも、
「最後にスコットランドっていうのが一番、面倒くさいよね」
と口をそろえていた。どういうことか?