3962291-02=何でしょう?
・690259=無間地獄
・5-1000090410=ゴーマンかまして~
・3962291-02=知ってるゾー!(桜吹雪が目に)
・16410=素敵よ、光ってる(アルシンド)
・389-334=とても孤独で、つらくて(砂漠のミミズ)
・00407913=話し合ってるとすぐ怒り出す人(大島渚)
単なる語呂合わせだけでなく、謎かけや時事ネタなども盛り込まれた、非常に「ハイコンテクスト」な代物だ。今の目で見るとずいぶん回りくどいコミュニケーション手段にも見えるが、その謎解きなども含めての楽しみだったことを、前述の『ポケベル暗号BOOK』の担当編集者が、朝日新聞の取材に答えている。
「実用的に連絡を取り合うというよりは、ユニークなメッセージを考えて送ったり、判読すること自体に楽しみがあるようだ。情報としては無意味なメッセージもたくさんあり、友達と仲良しであることをいつも確認し合いたいのでは」(94年2月21日付夕刊)
――だが、そんなポケベル語の終焉は早かった。ほぼ同時期の94~95年ごろから、各社がカタカナなどでのメッセージに本格対応し始めたのだ。今度は女子高生の間では、いかに速く文字を打ち込めるかがステータスになり、ポケベル語の存在感はダダ下がりに。