22年には東急東横線とも相互直通
11月30日から相鉄とJR東日本との間で相互直通運転がはじまる。ルートは相鉄本線の西谷から相鉄新横浜線(西谷~羽沢横浜国大)、JR東海道貨物線、JR横須賀線、JR埼京線を通り、新宿に至る。朝ラッシュ時の一部列車は大宮方面へ直通運転を行う。主な区間の所要時間は以下のとおり。
新宿~二俣川:44分(最速列車)
渋谷~大和:45分(最速列車)
武蔵小杉~海老名:36分(最速列車)
運行本数は1日46往復(92本)とし、朝ラッシュ時間帯で1時間に4本程度、その他の時間帯は1時間に2~3本程度になる予定だ。相鉄とJR東日本が結ばれることにより、さらに相鉄沿線の魅力が増す。また、大和や湘南台と新宿を結ぶ小田急江ノ島線が対抗策を打ち出すのか、そのあたりにも注目したい。
相鉄の直通運転物語はJR東日本にはとどまらない。2022年には東急東横線との相互直通運転もスタートする予定だ。11月30日から相鉄の電車も都心に乗り入れ、関東圏以外の人の目に触れる場面も多くなる。いよいよ相鉄が全国区の大手私鉄になる。
(フリーライター 新田浩之)