「世界一」の練習量で80分間戦い抜いた
だが日本代表は、激しいダブルタックル(足元とボールに絡む2人がかりのタックル)を80分間、完遂した。ボール支配率も相手を上回り、パスやキックで相手を「前後左右」に揺さぶりまくった。
これが実現できたのは「世界一」と言われる練習量からだ。走り込みによるスタミナ、筋力トレーニングによるフィットネス。何より、長期にわたる合宿で、意思統一を図り、文字通り、日本が掲げる「ワンチーム」となれたことだ。
つまり「金星」ではなく「勝つべくして取った勝利」と言っていい。ハードワークとコミュニケーション力から、アイルランドをねじ伏せた。
試合後のインタビューでも、選手たちは皆、口々に「勝てると信じていた」と話している。「予選プールA」最大の難敵だったアイルランドに勝ったことで、日本代表が目標とする「ベスト8」以上に、大きく近づいたのは間違いない。
日本のラグビーは、世界のトップに大きく近づいてきている。
(J-CASTニュース編集部 山田大介)