敬語は気楽――? コミュニケーションを苦手とするユーザーがツイッターに投稿した「敬語」についての心の声が、共感を集めている。
話し相手に「敬語でなくていい」と言われてもリラックスできることには必ずしもならないそうで、「敬語を封じられると詰む」とまでいう。ツイッター上では「これはわかります」「無難で楽なんだよな」との声が広がったが、なぜ敬語にこうした安心感を抱くのか。専門家は「嫌われたくない、変だと思われたくない気持ちが強いのはないでしょうか」と見解を示す。
「1番恐れるのが『敬語使わなくていいですよ』と言われる事」
発端はあるツイッターユーザーが2019年9月26日、
「コミュ障がオフ/飲み会/接待で1番恐れるのが『敬語使わなくていいですよ』と言われる事」
とつづったこと。「言ってる側は『楽に構えて下さい』という100%の善意なんだけど」と相手の気配りであることは理解しているものの、
「コミュ障は往々にして『言葉遣いや距離感を調整し続ける事が苦手な故に、敬語という無難な定型を選んでる』ので、敬語封じられると詰むというな」
と敬語にかなりの「信頼」を置いている。
「コミュ障」はコミュニケーションが苦手であることを示すネットスラングとして使われる。敬語に対するこうした心理は共感を集めており、
「これはわかります。私もあまりタメ口を上手く使えません」
「分かる、敬語が一番無難で安心出来るんよね 何なら歳下相手でも使うし」
「そう!別に敬語にしなきゃと思ってるというよりかは敬語が無難で楽なんだよなー」
「これもうわかりすぎて首折れそう。敬語封じられたらなんかもうそれ以上何もお話出来ませんよって言う」
といった声が続々。元の投稿は1万7000件以上の「いいね」がついた。