「花園で育った」JRFU新理事・谷口真由美氏が、「W杯後」のラグビーにかける思い

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清宮副会長は「谷口の右に出る女性はいない」と太鼓判

   そんな谷口氏、2019年のJRFU人事において理事に就任した。在住する大阪市内の自宅で5月末だったそうだ。自宅で昼寝をしていたところ、スマホが鳴ったのだという。

「何回か着信があって、ビックリして。『これは、誰か死んだんやわ...』。と思って、恐る恐る折り返したんですよ。そうしたら、元ラガーマンで旧知のおじさんから『おう、お前のこと、協会の理事に推薦したからな』って。寝ぼけていて、意味が分からんかった。『はあ?』って感じやったんです」

   今夏のJRFUでは、「ヒゲの森さん」と呼ばれる森重隆会長(元日本代表)、清宮克幸副会長(元早稲田大学ラグビー部監督、ヤマハ発動機元監督)といった「トップ人事」の改変が行われた。「そやから、森さんや清宮さんから直接、誘われたわけではないんですよ」。そんな中で、女性理事として「入閣」したのが谷口氏だった。

   清宮副会長とは、以前からラグビー関係の仕事で懇意にしていたこともあり、最終的には、

「日本の女性でラグビーを語らせたら『谷口の右に出る女性はいない』と、推してくださった。要は『スポークスマン』的な感じかな。でも、よっぽどファンの女性で見ている女性の方が詳しいと思うし、おこがましいんですけど...。ただ、ラグビー場で育ったから、ラガーマンの生態と、周辺のややこしいことは分かっていたから。小脇に見ていたから」(笑)

という理由で、理事という大役を引き受けた。また、

「我々って『団塊ジュニア』やと思うんですよね。その世代が、ようやく社会をハンドリングできる時代になったんや...って思います。社会的に、ボールを自主的に回せるポジションになってきたんかな...って」
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