注文相次ぎ、出荷が追い付かず
ネット上で「バズった」影響がどれほどか、J-CASTニュースは9月26日に平凡社営業部に取材した。同社営業部によればもともと「有職装束大全」は図書館などに資料として置かれる需要を見込んでいて、売れ行きもいままで毎月数十部程度だった。それが9月21日以降取次や一般の読者から注文や問い合わせが相次ぎ、26日までの3営業日で合計数百部にもなっており、出荷が追い付いていないほどだという。
担当者は、まさか創作を楽しむ絵師やオタクからの需要があるとは予期せず驚いていた。とはいえ平凡社は事典の老舗出版社で、「有職装束大全」のほかにも歴史・文化に関わる事典を発行しており、ツイッターでも、「作画資料などにお役に立てそうな...」といくつかの書籍を宣伝している。これからも創作の参考として需要があるものも堅調に発行していきたいとのことである。
(J-CASTニュース編集部 大宮高史)