台風15号被害に対する大手コンビニの店頭での支援募金受け付けが、もうすぐ終了する。
コンビニのレジ脇では、災害支援だけでなく普段から募金箱が置かれているのをよく見かけるが、キャッシュレス決裁の利用が進む中、「買い物した際のお釣りを募金箱に...」の替わりに「キャッシュレスで(少額を)募金」はできるのだろうか。また、「お釣りの小銭を募金箱に」という行動に変化が出て募金額に影響が出る可能性はあるのだろうか。大手3社に聞いた。
「お釣りを入れることはあっても...」
2019年9月9日早朝に台風15号が千葉市付近に上陸し、千葉県内などに大きな被害をもたらした。セブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマートの大手3社は、台風15号被害の支援募金を主に関東圏の店舗で受け付けており、間もなく受付期間が終わる(セブンは9月29日まで、ローソンとファミマは30日まで<開始日は異なる>)。
9月中旬以降のツイッターをみると、「台風15号被害」のための募金かどうかには触れていないものの、募金箱への募金と、昨今浸透が進むキャッシュレス決済との関係について懸念を示す声がいくつも見つかる。
「ふと思ったがキャッシュレス決済が普及することによってレジ前の募金箱の額、絶対に減るよね」
「キャッシュレスが定着するとコンビニ募金はきっと減るよね。お釣りを入れることはあっても自分の財布から出すことはない」
といった調子だ。普段は(コンビニの募金箱へ)募金しないが、災害支援など特別の時にはお釣りを募金するという人も一定数はいるようだ。
コンビニ各社の電子マネーやPayPayなどのスマホ決裁、交通系ICカード――こうしたキャッシュレス決裁で、今回のコンビニでの台風被害支援募金はできるのだろうか。J-CASTニュースが9月25日に大手3社の広報担当に聞いた。