「ええ!?とびっくり仰天しました」
J-CASTニュースの25日の取材に応じた林泉寺の担当者によると、これらの掲示を出したのは16日ごろ。DQWのランドマークに設定されていることはもともと知らなかったが、ゲーム配信直後に訪れた観光客から「ここはDQWの重要地点のひとつなので、これからたぶん(大勢の人が来て)大変になりますよ」という話を聞いた。「ええ!?とびっくり仰天しました」という。
14~16日は3連休で客も多くなった。寺の拝観受け付けは広めにスペースをとってあり、拝観料(大人500円)を支払わずに無断で通り抜ける人もいた。そのため、今回の2つの掲示を出すことを決めた。
林泉寺は越後の戦国大名・上杉謙信が入門していた寺で、出生地であり墓所もある背後の春日山城(現在は城跡)とあわせ、謙信ゆかりの地として有名。春日山の山林がある関係で自然豊かな地となっている。担当者は「いろいろな動物・植物がおり、その環境を守っていただくという意味もこの拝観料にあります。その点でお寺や自然を皆様に助けていただいている側面もあります」と話す。
2枚目の掲示は単純な注意というよりも、諭すように訪問客に呼びかけている。林泉寺と春日山が大切にしている自然との関わりが反映されている。
「自然に見えるもの、聞こえるもの、その土地でないと分からないものというのがあります。自然が語りかけてくれているものを受け止められるのは生きているからで、それを感じることでより良い人生につながっていくと思っています。ご訪問いただけるなら何かの気づきを感じてほしいですし、小さい画面を見るだけならここに来なくても...と思ってしまうこともあります」