今年のFA戦線は「史上最大級」か 去就注目の大物選手たち

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西武は最大級の「誠意」見せ引き留め図る

   パ・リーグでは、リーグ2連覇を達成した西武の秋山翔吾外野手(31)が海外FA権を行使する可能性がある。西武は過去、海外・国内のFA移籍が多く、4年連続で国内FA移籍者が出ており、昨年も炭谷と浅村がFA移籍した。それだけに球団は秋山の流出阻止に向けて最大級の「誠意」をみせる意向だ。

   パ・リーグの国内FAで注目されるのはロッテの益田直也投手(29)と鈴木大地内野手(30)。益田は中継ぎの要として昨シーズンはチームトップの70試合に登板し、今シーズンはここまで60試合出場している。一方の鈴木はチームリーダーとしてチームをまとめ上げ、今シーズンはここまでキャリアハイの成績を維持している。また、オリックスのT-岡田外野手(31)に関しては一部スポーツ紙の報道で移籍も視野に入れていると報じられた。

   上記の国内FA権を有する選手らが移籍した場合、ほとんどの選手が高額年俸のため移籍の際に人的補償が伴うことが見込まれる。高額年俸、人的補償問題などの問題を抱えるものの、野村、会沢、益田、鈴木らの実力からして、今年もFA市場はおおむね売り手市場となりそうだ。また、上記以外にも12球団の中にFA権を取得済の選手は多くおり、今オフは史上最大級のFA市場となる可能性もあるだろう。

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