今年のFA戦線は「史上最大級」か 去就注目の大物選手たち

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   プロ野球のセ・パ両リーグの優勝チームが出揃った。

   セ・リーグは原巨人が5年ぶりの優勝を果たし、パ・リーグは西武がリーグ2連覇を達成した。シーズンが最終局面を迎え、今オフのフリーエージェント(FA)に関する話題がメディアに出始めた。今年のFAは売り手市場が予想されるなか、史上最大級のFA移籍が行われる可能性も出てきた。

  • 西武・秋山翔吾(2019年9月24日撮影)
    西武・秋山翔吾(2019年9月24日撮影)
  • 西武・秋山翔吾(2019年9月24日撮影)

セの注目は広島・野村と会沢、ヤクルトのバレンティン

   1993年にFA制度が導入されて以降、毎年のように権利を行使して他球団に移籍する選手が出ている。FA史上、最も多くの国内FA移籍者が出たのが2013年の8人(海外・国内の合計は11年の10人が最多)。この年には小笠原道大氏(45・巨人→中日)がFA移籍しており、大竹寛投手(36・広島→巨人)、涌井秀章投手(33・西武→ロッテ)らは現役で活躍している。

   昨オフ、国内FA権を行使して移籍したのは4人。広島から丸佳浩外野手(30)、西武から炭谷銀仁朗捕手(32)が巨人に移籍した。オリックスからは、西勇輝投手(28)が阪神に移籍し、浅村栄斗内野手(28)が西武から楽天に移籍した。浅村に関しては、リーグ優勝を果たしたチームからリーグ最下位への移籍となったことで話題を呼んだ。

   国内FA権を取得し、今オフの動向が注目される選手をセ・リーグから見てみたい。リーグ4連覇を逃した広島は、野村祐輔投手(30)、会沢翼捕手(31)が国内FA権を取得しており、その行方が注目される。来季以降、日本人扱いとなるヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(35)も国内FA権を取得しており、残留を含めて移籍も視野に入れているという。

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