脚本家の宮藤官九郎さん(49)が2019年9月23日に放送された「ACTION」(TBSラジオ)で、現役ネットニュース記者2人を招いて、自らが脚本を務める大河ドラマ「いだてん」を絡めつつトークを繰り広げた。
番組冒頭、宮藤さんはこの日の放送ではウェブニュースの記者が来ていることを挙げつつ、「いだてん」で、20日に三谷幸喜さんら新キャストが発表されたことに言及。新キャストが発表されたことについての反響を調べるべく、ネット上で久しぶりにエゴサーチを行ったことを明かしたのだった。
なお、エゴサーチについて宮藤さんは、「医者に止められている」とした上で、今年すでに2回胃カメラを飲んでいると公表。エゴサーチが原因で多大なストレスを感じていることをにじませつつ、今回の新キャスト発表で「毒づいてきた」「牙をむいてきた」というメディアの名前を挙げたのだった。
ウケ狙いとしか思えないような顔ぶれだった!?
宮藤さんが1つ目に挙げたのは、「J-CASTニュース」のサブチャンネル「J-CASTテレビウォッチ」。新キャストが発表された20日には、「J-CASTテレビウォッチ」で、
「『いだてん』奇抜キャスティングで話題つくり!三谷幸喜、立川談春、カンニング竹山、浜野謙太ら次々登場」
というタイトルの記事が配信されたが、これについて宮藤さんは、「『話題作りだけのキャスティング』と書かれていました」と発言。ほかの出演者の笑いが起きる中、「どーもすいません!」と「謝罪」した。なお、同記事には、「もう奇抜なキャスティングを話題にするしかなくなったのか、きょう20日(2019年9月)に発表された『1964年東京オリンピックに関わる人びと』も、ウケ狙いとしか思えないような顔ぶれだった」との記述があり、この部分を指しての発言だったようだ。
また、併せて宮藤さんが挙げたのは「日刊ゲンダイ」で、宮藤さんは「安定の、見ないで批評」とバッサリ。「たぶん、いつもこうなんだろうなっていう感じで」としつつ、ツイッター上では悪く言っている人はそれほどおらず、比較的好評だったことを明かした。ただ、宮藤さん曰く、宮藤さんのことをどうしても認めない人は一定数いるということで、中には、「『小劇場の寒い笑いは下北沢でやってろ』的な声もあり、(中略)相変わらずな感じでしたね」といった声もあったことを公表。「こんだけ敵がいるドラマなんだなって、改めて分かりましたね。普通、大河ドラマでこんなに色んな人が沸くことってないじゃないですか」と、通常の大河ドラマとの違いを強調した。