小泉環境相の発言は「ポエム」か 政治アナリストの分析は...

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    世界デビューを果たした小泉進次郎環境相(38)の発言に対し、疑問や批判も相次ぎ、識者の間でも意見が分かれている。

   弁は立つが、中身がない――とも言われているのだが、本当のところはどうなのか専門家に話を聞いた。

  • 小泉進次郎環境相(2017年撮影)
    小泉進次郎環境相(2017年撮影)
  • 小泉進次郎環境相(2017年撮影)

原発処理水問題でも、「質問に答えていない」と苦言も

   「日本は1997年に京都議定書を採択したが、リーダーシップを十分に発揮してこなかった。今日から我々は変わります」。米ニューヨークで2019年9月22日に開かれた国連の会議で、演説に立った小泉氏は、高らかにこう宣言した。

   別の見方をすれば、これまでの歴代内閣が悪いと受け取られかねない発言だ。とはいえ、どう変わるのかは、この日の発言だけでははっきりしなかった。

   小泉氏の外交デビューは、人気者だけにテレビなどで脚光を浴びた。一方で、その内実については、ネット上で辛口の意見が相次いでいる。

   まず演説前に行われた小泉氏の会見だ。小泉氏は、気候変動について、若い世代が解決のカギだとしたうえで、楽しくカッコよくに加えて、「セクシーに」との言葉を付け加えたことが物議を醸した。

   これは、隣にいた国連関係者の発言を引用したもので、識者らからは、ツイッター上などで擁護の声も出た。しかし、「意味不明」「中身が伴ってなくて違和感がある」「なんでこんな浮かれてるの」とバッシングは続いている。

   それは、小泉氏が閣僚になって以降、内実が伴わない「ポエム」ではないかと、その発言が批判を浴びるようになったからだ。

   外遊前の20日の会見では、原発処理水の海洋放出による風評被害について記者から質問を受けたときの対応が話題になった。小泉氏がノドグロなどの水産物は大丈夫とアピールしようとしたという話を持ち出すと、記者からは取り組みへの質問に答えていないと返されたことだ。

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