リッチメディア(東京都目黒宿区)は2019年9月24日、同社が運営する健康・医療情報サイト「ヘルスケア大学」を閉鎖すると発表した。
同サイトをめぐっては、不正確な内容の記事などが批判を浴び、健全化に向けた取り組みを進めている最中だった。
著作権侵害も見つかる
公式サイトの発表によれば、「当社事業領域の整理に伴い社内リソースを別領域に集中させる」ため、19年9月30日にサイトを閉鎖する。
リッチメディアは、ヘルスケア大学や「スキンケア大学」「HAIR」などのメディア運営や コンテンツマーケティングの支援を行う。
同社が注目を集めたのは、DeNAが運営する健康・医療情報サイト「WELQ」での騒動だ。WELQと同様、ヘルスケア大学でも著作権侵害や不正確な情報発信が問題視された。
そのため、17年9月に外部の有識者などによる「医療・健康情報の信頼性向上プロジェクト」を立ち上げ、(1)ライターの評価制度の導入(2)記事管理者用マニュアルの作成(3)複数のチェックソフトを使って著作権侵害の有無を確認(4)医師の監修漏れを防ぐシステムの構築――などの改善を行うと発表していた。
(J-CASTニュース編集部 谷本陵)