田中幸雄氏が注目する巨人の若手3選手 独立リーグ出身の166センチ山川は「面白い存在」

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北村の魅力はパンチ力あるバッティングと振りの速さ

   ルーキーイヤーの昨シーズン、2軍で109試合に出場して打率.270を記録した北村は、今シーズンはここまで2軍で112試合に出場し、打率.290をキープしている。田中氏は「パンチ力があって、振りが速い」と評している。ただ、巨人の内野手は、若林晃弘(26)、山本泰寛(25)、田中俊太(26)、増田大輝(26)ら若手が台頭し、1軍で激しいレギュラー争いを展開。田中氏は、これらの若手と比較して北村はまだそのレベルに到達していないと指摘する一方で、「非情に楽しみな選手」と期待を寄せる。

   そして投手では田中氏は山川を「面白い存在」と評する。山川は2016年の育成3位入団で、身長166センチとプロ野球選手としては小柄なタイプだ。関西独立リーグの兵庫ブルーサンダーズからNPBに入団した経緯を持ち、ストレートのMAXは152キロ。今シーズンは2軍で21試合に登板し、2勝1敗、防御率3.34の成績を残している。

「山川投手はストレートにスライダー、落ちる球を持っている。まだ若いので勢いで投げるタイプに見えますが、投球にある程度まとまりが出てくれば、私は面白い存在になると思います。上背がないのが少し気になりますが、小柄ながらもいい投球をしているという印象を持ちました。ジャイアンツは投手陣の層も厚いので、まずは2軍で実績を残してからでしょう。それにしても将来的に楽しみな選手であることに変わりありません」(田中氏)
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