「ラグビーW杯2019日本大会」開幕初戦となった9月20日――。
海外の女性たちも、日本代表ジャージを着て、アジア初開催となる開幕戦を応援した。そんな彼女たちを取材した。
「ラグビーを応援するのに、歳なんて関係ないでしょ!」
9月20日、記者は、開幕戦の行われる東京スタジアムを目指した。京王線の飛田給駅から徒歩5~6分。トコトコと歩いていると、昼間からお酒を片手に、陽気にはしゃいでいる集団がいた。そんな中で出会ったのが、ミニスカートをはいたエルザ・アヴェリーさん(ニュージーランド出身)だった。
コンビニの前で、他国のジャージを着た海外の方と談笑するアヴェリーさん。「どれぐらい滞在するの?」と聞くと「ラグビーを見に来たの。2~3日で戻るわ」。おキレイだったので「おいくつですか?」と聞くと、
「あなた! ラグビーを応援するのに、歳なんか、関係ないでしょ!」
と、いきなり怒られた。
参加していないペルー出身女性に話しかけられ...
スタジアムの記者席に着き、お茶を飲んでいた時、ふと、女性に声をかけられた。島光(しまひかる)さんと名乗る、エスニックな顔立ちをした女性が、流暢(りゅうちょう)な日本語で話しかけてくれた。
「あなた、何をやっている人? 日本の人?? 記者なの???」
IDを見せ、記者であることを証明する。すると、島さんも名刺をくれた。
「私は、ペルーの日系3世なんです。今は、西新宿で『民泊』をやっていて。それで多くの方から問い合わせがあって、『ラグビーのボランティア活動』をすることになりました」
しかし、ペルーは今大会に出場していない。
「でも、オリンピック(2020)もあるし...ね。日本、大好きだから。ラグビーだけじゃなくて、もっと日本を盛り上げていきたい」
ちょっと、涙が出た。
(J-CASTニュース編集部 山田大介)