クック諸島からも「THE LAND OF KOREA」記念硬貨
問題の硬貨は、韓国のメダル販売業者「豊山華東洋行」が販売。9月18日に聯合ニュースが伝えたところによると、同社は
「欧州メーカーが企画・制作したもので、タンザニア中央銀行の承認を受けて発行されたもの」
だと主張し、同社関係者は
「民間業者が製作した記念硬貨は、発行手続きが煩雑でない小さな国で承認を受けて発行されている場合が多い」
「このような国の中央銀行は、収益事業の一環として、記念硬貨発行の承認をしてくれる」
などと説明したという。
「豊山華東洋行」のウェブサイトでは、問題となった「独島硬貨」のページはすでに削除されているが、他にも「THE LAND OF KOREA」をうたった硬貨が2種類掲載されている。済州島の漢拏山(ハルラ)山と中朝国境の白頭山が描かれており、クック諸島の25ドル硬貨だと表記されている。
硬貨の発行業者とタンザニア政府との意思疎通の問題があった可能性もあり、聯合ニュースによると「この問題と関連して、タンザニア側に正確な事実関係を確認中」(韓国外務省関係者)だという。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)