「ラグビーW杯2019日本大会」開幕(9月20日)が、目前に迫った。ネットはもちろん、新聞やテレビ他のメディアでも、連日のように取り上げられている。その中で「代表キャップ」という言葉を耳にする。
はて? そういえば、「キャップ」って、そもそも何?
金銀のモールや房などで飾られた「つば」の小さなサイズ
ラグビーでは、国の代表(ナショナルチーム)に選ばれた際、初選出なら「初キャップ」、あるいは代表出場回数のことを「キャップいくつ」という表現をする。実はこれ、本当に「cap=帽子」がもらえるのだ。
ラグビーの発祥はイギリス。一説によると、当初はテストマッチ(国同士の代表戦)ごとにベルベットの帽子が贈られていたが,第1次世界大戦後、初めてテストマッチに出場した選手に限り、帽子を与える制度に簡略化されたのだという。
記者も本物を見たことはないが、元日本代表選手によると「つばの小さな帽子」だそう。金銀のモールや房などで飾られてはいるが、どうやら、小学校でかぶっていた「体育帽」的なものらしい。9月13日に都内で開催されたトークショーでもこの話題になったが、この際の元日本代表FL(フランカー)、No.8で活躍した菊谷崇さん(キャップ68)によると、
「フリーサイズじゃないんですよ。メッチャ、ちっちゃい。かぶれませんし、かぶろうとも思いません」
大の男に小さな帽子...。さながら、アニメ「ちびまる子ちゃん」に登場する「長沢くん」の帽子状態だろうか。想像すると、ちょっと面白い。