バローネ氏「福島の人々の回復力に感動しています」
アルゼンチンは福島の復興を支援している(Jヴィレッジで)
ラグビー アルゼンチン代表が福島を合宿地に選んだ理由の一つに、東日本大震災からの復興支援がある。
バローネ氏は、
「経済再生に向けた福島県民と県職員の多大な努力にはとても心が打たれました。私たちは、福島の人々の回復力に感動しています」
と語る。
東日本大震災と福島第一原発事故からの「復興のシンボル」であるJヴィレッジは、原発の事故処理作業の拠点として長く休業を余儀なくされたが、この4月にグランドオープンした。サッカーのみならずラグビー、最近はラクロスやアルティメットの全国大会が開かれるほど、活気づいてきた。
「一人でも多くの人たちに福島に来ていただいて、復興が少しずつでも進んでいること、福島の現状を正しく理解してもらうことが広がっていけばいいと思っています」
と、高名さん。
Jヴィレッジが福島の地域活性化に貢献するとともに、そのけん引役でありたいと願う。
10月5日、Jヴィレッジでは福島県主催のラグビーW杯パブリックビューイングを予定している。アルゼンチン対イングランドと、日本対サモアの2試合を観戦。
「ラグビー通の人からすると、アルゼンチンの対戦カードの中でイングランド戦が一番おもしろいんじゃないかと。かなり長丁場になりますが、アルゼンチンと日本。両方、応援できます。きっと盛り上がりますよ」
と、笑顔をみせた。