サッカー、ラグビー...... 未来へつなぐ福島とアルゼンチンの絆

提供:東京電力ホールディングス

川俣町で40年超続くフォルクローレの祭り

   アルゼンチン代表チームに感謝の意を表したい、もっとアルゼンチンを知り、交流を深めたいと、Jヴィレッジで企画されたのが8月の「ラグビー アルゼンチン代表応援フェア」だ。「アルゼンチンを満喫できる」イベントで、目玉の南米音楽「フォルクローレ」を聞きながら、アルゼンチン料理を楽しむ。

   フォルクローレを演奏するのは、川俣町の人たち。じつは川俣町とアルゼンチンはフォルクローレを通じて長年交流を深めてきた。1975年から毎年10月、「コスキン・エン・ハポン」というフォルクローレの音楽祭を開催。アルゼンチン・コルドバ州の『コスキンフェスティバル』にちなんだ祭りで、今年で45回を数える。

   バローネ氏は、

「本場のフェスティバルは、ラテンアメリカのアマチュア民族音楽のバンドで成り立っています。アルゼンチンの一流のアーティストたちが毎年『コスキン・エン・ハポン』のために川俣町を訪れますが、日韓W杯でアルゼンチンのナショナルサッカーチームがJヴィレッジに滞在したことで、これらの交流がさらに強まりました」

   と話す。

   川俣町では、民族楽器の「ケーナ」(竹製の縦笛)を、小学4年生全員に無償配布するほどフォルクローレが浸透しており、「コスキン・エン・ハポン」のステージには何百というアマチュアグループや演奏家が登場する。Jヴィレッジのイベントでは、プロ並みの腕前を誇る「ラパス」や、町の子どもたちのグループ「川俣・デ・アミーゴ」が演奏し、町をあげて盛り上がる音楽祭のにぎわいを、そのまま持ち込んだ。

福島県川俣村では小学4年生になると「ケーナ」を配布する(Jヴィレッジで演奏する子どもたちのグループ「川俣・デ・アミーゴ」)
福島県川俣町では小学4年生になると「ケーナ」を配布する
(Jヴィレッジで演奏する子どもたちのグループ「川俣・デ・アミーゴ」)
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