福岡市を拠点に活動するHKT48のメンバーが次々に「放生会」に出かけたことをSNSに投稿している。HKT48メンバーの半分は足を運んでいる計算で、2019年4月末に卒業した指原莉乃さん(26)も「HKTメンバーは放生会に行かないと呪われるの?」とツイートするほど。
「放生会」は「ほうじょうや」と読み、「博多三大祭り」のひとつに数えられる(残り2つは5月の「博多どんたく港まつり」と7月の「博多祇園山笠」)。博多に夏の終わりと秋の訪れを告げる祭りでもあり、「夏の思い出締めが出来たよ」と書き込むメンバーもいた。
山笠で始まり、放生会で終わる博多の夏
放生会は「合戦の間多く殺生すよろしく放生会を修すべし」という神託によって1000年ほど前に始まったとされる。筥崎宮(福岡市東区)で毎年9月12日から18日にかけて行われ、800メートルほどある参道に約500軒の露店が軒を連ねる。19年は、2年に1度のみこし行列「御神幸(ごじんこう)」も行われた。露店の種類は、わたあめ、チーズハットグ、射的、金魚すくい、ヨーヨー釣り、バナナのたたき売り、お化け屋敷など多彩だ。
日韓合同ユニット「IZ*ONE(アイズワン)」専任でグループの活動を離れている宮脇咲良さん(21)と矢吹奈子さん(18)を除くと、HKT48の現役メンバーは54人。そのうち、少なくとも32人が19年の放生会に出かけたことをSNSで明かしている。