「ラグビーW杯2019日本大会」開幕(9月20日)が目前と迫っている中、TBS系ドラマ「ノーサイド・ゲーム」が15日、最終回を迎えた。主演は俳優の大泉洋さんで、演じる役がラグビー部のGM(ゼネラルマネジャー)という作品だ。
最終回の視聴率は13.8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と、ドラマ不況といわれる最近としては高視聴率と言っていいだろう。
元日本代表選手はじめ経験者ズラリ...臨場感がハンパなかった
同ドラマには、多くのラグビー経験者が登場した。そのため、試合の「ガチ」感がハンパない...という声も、ツイッターをはじめとして見かけられる。またドラマなので、普通の生中継より「寄り」のアングルで撮影されていたことが、より迫力を増した。元ラガーマンである記者の周りでも、今までラグビーに馴染みのなかったような層から「ドラマを見て、本物の試合が見てみたいと思った」という声が多く聞かれる。
そんな中、異彩を放ったのが、元日本代表の廣瀬俊朗さんだろう。廣瀬さんは慶応義塾大―東芝、そして日本代表にも選出され、いずれのチームでも主将を務めたという経歴を持つ。大阪府吹田市出身で、役柄でもバリバリの関西弁をしゃべる役どころ。記者の知人女性などは「あの武骨な関西弁がカッコよくて、たまらない!」と絶賛している。
ラグビーを追いかけてきた記者も当然、取材したことがある。が、そんなある日...。J-CASTニュース編集部の最寄り駅付近を歩いていると、偶然にも廣瀬さんに出くわした。「あ、廣瀬さん!」、「あ、山田さん!」となり、数分だが立ち話をした。すると、
「実は今、大学院に通っていましてね」
ドラマの始まる6月末~7月頭の時期だった。「忙しくないの?」と聞くと、
「忙しいですよ。ドラマって、拘束時間が長いんですよね。こんなに大変だとは...」
と笑った。少し話し「じゃあ、また!」とガッチリと握手。廣瀬さんは足早に駅へと向かって行った。