体格に関係なく「個性が生きる」スポーツ
伊藤さんは続ける。
「ラグビーって大きな選手、小さくてもパスが上手な選手、キックが得意な選手、ライン際をすごいスピードで駆け抜ける選手...。どんな選手でも、それぞれの役割があって頑張っているところが面白いな...って」
友達も増えたことから、グラウンド外での付き合いも増えた。
「でも、グラウンドではあんなに激しいのに、外で会ったら、普段は皆、ハニカミ屋で紳士的で。そういったところも、魅力的だなって」
現役引退後は早稲田大修士課程、順天堂大博士課程で学んだ伊藤さんは、その実績を買われ、2017年6月から20年東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会広報局に勤務。加えて、今年のラグビーW杯のPR活動などを担う「ドリームサポーター」も務めている。
そんな時に出会ったのが、同じ仕事に携わっていた1歳上の一般男性だった。パラスポーツなど「同じスポーツに関わる仕事をしていたことで意気投合して」。本格的な交際に発展し、2019年1月20日、ご主人の実家がある京都市内で挙式した。