DeNA株、2000円前後で乱高下 背景には投資家の思惑が?

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8月に自社株買いをしていた

   ポケモンマスターズは「ポケモン」(東京都港区)と共同開発した、ポケットモンスターのゲームで、今期の主力作品と位置づけられていたが、アプリ売上高ランキングで配信初日こそ2位だったものの、9月1日には7位に下げたと伝わったことが週開けのディー・エヌ・エー株を急下落させた。自社株買いに加えてポケモンマスターズへの期待感もディー・エヌ・エーの8月までの株価を押し上げていただけに、アプリをダウンロードしてもらう数が増えなければゲームで遊ぶ際の課金収入にも影響するとの懸念が広がった。

   9月5日には、8月に自社株6万3100株を約1億2600万円で取得していたと前日に発表したことを受けて、一時前日終値比4.2%(85円)高の2102円まで上昇した。しかし10日には、終値が4.0%(82円)安の1948円にまで下落。翌11日には2.5%(49円)高の1997円となり、2000円前後で乱高下を繰り返している。13日の終値は、そこから微減した1975円となっている。

   日本のスマホゲーム市場には中国や韓国の会社が新作を投入しているほか、米グーグルなども今後参戦するとみられ、ディー・エヌ・エーは日本勢同士だけではない激戦に直面している。巨人に食らいついてプロ野球ファンをうならせている傘下チームのような力作を連打していかないと、株価の持続的な上昇にはつながらないと言えそうだ。

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