内閣改造に続き、副大臣や政務官人事も決まった。
ダンス・ボーカルグループ「SPEED」のメンバーで歌手の今井絵理子・参院議員(1期目)が内閣府政務官に起用されると、過去の不倫報道の影響もあってか注目を集め、起用を報じる記事がヤフーニュースのコメント・ランキングで上位に入り、ツイッターでも多くの反応が寄せられていた。
自民党女性局次長などを歴任
「内閣府政務官に今井絵理子氏 菅長官『まさに適材適所』」――2019年9月13日の閣議で今井氏を含む政務官人事などが決まったことを受けた菅義偉・官房長官の会見について、朝日新聞ウェブ版はこんな見出しで報じた。今井氏について、17年に週刊新潮(記事中では「一部週刊誌」)が神戸市議(当時)との不倫が報道された経緯について問われた菅長官が、「本人が説明するだろう。いずれにしろ、まさに適材適所の対応をした」と答えたこと伝えたものだ。
今井氏の知名度の高さもあってか、今井氏が政務官に就任するニュースは注目を集め、13日昼過ぎにFNN(フジテレビ系)サイトが報じた就任内定ニュースは、配信先のヤフーニュースのコメント・ランキングで、19時前の段階で2位となっていた。
また、先の朝日記事も注目を集め、ツイッターでは様々な反応が寄せられた。過去の不倫報道に触れた質問をした記者を批判して「どうでもいい質問」と切り捨て、不倫はしても「政治能力のある者が(無能な政治家より)よっぽどいい」と擁護する声や、「何がどう適材適所なのか?」と疑問視する意見も出ていた。中には、菅長官が「まさに適材適所」と「まさに」をつけて強調した部分が気になる人もいたようで、
「まさにSPEED出世だよな」
「まさに開いた口がふさがらない」
と、「まさに」を使った感想をツイートしていた。
13日19時現在、今井氏のツイッターを確認すると、5日のツイートが最新で、政務官就任に関する言及はまだ行っていなかった。
今井氏の経歴は、自民党本部サイトによると、「党女性局次長、党青年局次長、ネットメディア局次長、歌手」となっている。