河野防衛相、就任早々ツイッター連投 台風被害の「自衛隊支援」を紹介

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   防衛相に就任した河野太郎・前外相が、早速ツイッターで自衛隊関連の情報発信を展開している。台風15号の被害が深刻な千葉県内の対象エリアでの自衛隊の支援活動状況を一覧にしたものなどをツイート。また、陸上など各自衛隊が発信している支援関連ツイートをリツイートし、側面支援にも一役買っている。

   河野氏は外相時代からツイッターによる情報発信が人気を集め、注目度の高い「インフルエンサー」としても知られた。こうした知名度の高い河野氏が新防衛相として災害支援ツイートを行っていることで、ユーザーからはその発信力に期待する声も出ている。

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外相時代、「ベーコンの謎」などで人気

   内閣改造で外相から防衛相に横滑りで就任した河野氏は、就任翌日の2019年9月12日昼、「本日の自衛隊活動予定」ツイートを2連投した。「9月12日給水支援」のツイートでは、「富里市(市役所、旧洗心小)第1空挺団」など7自治体での支援活動を一覧にして表記して発信した。

   こうしたツイートは、前日の内閣改造を受けた就任会見が終わる前から既に始めており、11日夜には

「入浴支援 11日 海自・館山基地の入浴施設を開放」

などの情報を発信していた。

   就任会見では、ツイッターなどのSNSは情報発信手段として有効だとして、防衛省・自衛隊の活動や防衛政策について、外相時代に引き続き、情報発信をしていきたい、とする考えを示していた。

   河野氏ツイッターは外相時代に注目を集め、その現役大臣らしからぬスピード感とユーモアからネット上で度々注目を集めた。ユーモラスなツイートでは、19年5月からの「ベーコンの謎」ネタなどが知られ、J-CASTニュースも「なぜ河野外相はツイッターでウケるのか ポイントは『意外さ』『即レス』『いじられ力』」(6月12日)の記事を配信している。

「ピッチャーで4番バッター」と別の話題も

   河野氏は今回の防衛相任命から、就任会見(いずれも11日)までの待ち時間に、既に防衛相としてのツイートを開始していた。台風被害を受けて千葉県知事や神奈川県知事から災害派遣要請が(各師団長などに)あったとして、11日に実施している「停電復旧作業のための倒木・土砂除去の支援」「病院向け給水支援」などを相次いで発信。この他にも陸上自衛隊や海上自衛隊の各公式ツイッターによる「生活支援開始」情報などをリツイートした。

   こうした災害支援関連ツイートでだけではなく、「会見終了」ツイートのあとは、ユーザーによる「河野太郎大臣はDFとGKどっちなんですかね」という問いに対し、

「ピッチャーで4番バッター」

と答えるなど、翌12日朝にかけて「通常モード」で3ツイートしていたが、昼になり、先に紹介した「本日の自衛隊活動予定」を2連続でツイートしていた。

   千葉での被災状況をめぐってはツイッターなどで、「被害の実態が(外部に)伝わっていない」「本当に欲しい情報が得られない」などと、メディアや自治体などの行政、電力会社による情報発信への不満の声が寄せられていた。

   支援活動の情報などは、各自衛隊や各自治体でも発信はしていたが、河野氏ツイッター(フォロワー数、97万超<12日夕現在>)に対しては、情報をまとめたことや、その発信力の高さへの期待からか歓迎する声も目立ち、ツイッターユーザーからは、被災地の人かどうかは不明ながら、

「自衛隊の台風被害対応がここまで可視化されるとか河野太郎凄すぎだろ」
「国民にわかりやすく情報。ありがとうございますっ」(原文ママ)

といった反応も寄せられていた。

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