やり玉に挙がったのは相川コーチ
大一番での炭谷起用の原采配にG党は不満を募らせるが、一方で指揮官の炭谷に対する「配慮」にも疑問の声が。原辰徳監督(61)は試合後、メディアを通じて相川亮二バッテリコーチ(43)に苦言を呈した。ソトに3本の本塁打を許したことに対して相川コーチに反省を促すもので、「少し気持ち悪いくらいに言っておいて」とコメント。炭谷にも今後の対策の見直しを示唆したとみられるが、やり玉に挙がったのは相川コーチだった。
G党からは小林や大城の生え抜きと比べて、指揮官の炭谷への対応が「甘い」との声も。炭谷のみならず、昨オフ移籍してきた中島宏之内野手(37)に対しても「配慮」があるとする見方もあり、一部G党からは移籍組への指揮官の対応を疑問視するものも。これが原流の操縦術かもしれないが、生え抜きと移籍組の温度差を指摘する声は絶えない。
マークすべき最重要人物のソトに1試合で3本の本塁打を許しての大敗。開幕から捕手3人制を実践し、最後までこの采配を貫く指揮官。炭谷の1カ月間の戦線離脱の影響もあり、ここにきて原采配にほころびが見え始めた。