DeNA、救援陣を「酷使」し過ぎ? 数字が如実に物語る「巨人との違い」

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巨人はトレードと助っ人獲得で登板減へ

   一方、主だった救援陣のイニング数が最も少ないのが巨人だ。今シーズン、30試合を超えるのはわずか4人だけ。中盤まで守護神の座を任された中川皓太(25)がチーム最多の60試合に登板。これに続くのが田口麗斗(23)の47試合、高木京介(30)の49試合で、沢村拓一(31)は36試合の登板にとどまっている。シーズン中盤でのトレードやルビー・デラロサ(30)の獲得により救援陣に負担が減り、大竹寛(36)の復調も大きい。

   新守護神デラロサはここまで21試合に登板し、ポストシーズンに向けて余力は十分。勝利の方程式の一角を担う大竹も今シーズンは27試合に登板しただけで、疲労は感じさせない。30試合以上、登板した4人の合計イニング数は「192」で、DeNAの「372」を大きく下回る。このデータが現状の両チームの「差」となっているのだろう。

   数字で見ると、DeNAの中継ぎ陣に大きな負担がかかっていることは明らかで、首位を走る巨人とは対照的である。シーズン中の積極的な補強で中継ぎの負担を減らした原巨人。一方で、限られた環境で中継ぎ陣をマウンドに上げざるをえないDeNA。逆転優勝が大きく遠のいている。

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