「こういう時だからこそ...」
J-CASTニュースの取材に応じた勝浦ホテル三日月の担当者によると、同ホテルは断水こそ起きなかったが9日朝は停電。同日13時ごろに復旧した。同じ勝浦市内でも区画によって復旧具合が異なる。
大浴場無料開放は10日15時ごろに始め、この日254人が利用した。受け入れ可能人数の関係もあり、対象を勝浦市、大多喜町、御宿町の住民としていたが、取材時点でいすみ市まで範囲を広げた。また、グループの鴨川ホテル三日月でも同じように無料開放しており、10日は約700人が利用したという。
担当者は「こういう時だからこそ、日ごろお世話になっている地元の方々の力になりたい、みんなで力を合わせたいと思っています。一番は地域の方々です。三日月グループは地域貢献も重視しており、地元あっての三日月です」と開放の経緯を話す。タオル持参については「供給が間に合わず、もしお持ちにならずにお越しいただいて、『タオルがない』となってしまうと困らせてしまいかねません...」と複雑さをのぞかせる。
なお勝浦ホテル三日月の従業員については、社員寮や家族寮のライフラインが復旧しており、生活するうえで問題はないとしている。
(J-CASTニュース編集部 青木正典)